小豆島親子遍路とは
本州と四国の間にある瀬戸内海の離島・小豆島。かつて若かりし弘法大師が修行された聖地として、今も小豆島八十八ヶ所の霊場として信仰されています。
お大師様を慕い、死に装束である白衣を身につけ、自己の再生の旅に出ること。それをお遍路といいます。
魂そのものの存在に戻る旅とも言えましょう。
善住寺では、春休み子供修行体験として「小豆島親子遍路」を行っています。親子で小豆島の霊場(パワースポット)をお巡りして読経しながら、自己を見つめ、大いなるいのちとの繋がりを取り戻していきます。
我々ができることは、宇宙に対して願いを放つということ、そして後は委ねるということだけです。
自己のよけいなものを取り払っていくと、浮き出してくるのはその存在感です。
生きているということ。いのちの輝き。そこにスポットライトをあてていきませんか。
お子さん方が無邪気で透明で感じる力が弱まっていないこのうちに、その仏の種を植え付けてもらいたいと願っています。
仏とは目覚めた人のこと。大いなる宇宙に生かされているという目線に目覚めることなのだと思います。
苦しみも自分を俯瞰し離れることができれば弱まっていくはずです。
さあ、一緒に小豆島親子遍路にお参りしましょう。
夏休みの「寺っ子体験スクール」と、この春休みの「小豆島親子遍路」は、善住寺が行う子供修行の2大イベントです。
修行というのは苦しい行のことではありません。シンプルに生きること。ないものに意識を向けるより、あるものに意識を向けること。そういう行いを修めていくことだと思います。
善住寺からお遍路文化の根づいた小豆島に場所を移して、親子でともに大いなるいのちを学んで行きます。